遺産相続は預貯金や土地などだけではない

0-10

消費者金融から借り入れはしたものの、もしも死んだら借金も消えると思ったら大間違いです。家族が借金をしていることを知らない家庭は少なくはありませんし、一つ屋根の下暮らす家族であても、かひっそりと借金返済をしている人も少なくはありません。

しかしもしも完済をしないで亡くなってしまった場合、返済日に返済の引き落としができないために、カードローン会社からは携帯電話に電話をかけますし、催促状も届きます。

家族は誰も知らなかったものの、お金借りれるということは催促状などが届いて初めて借金発覚というころもありますが、いずれにしろ借金は消えることなく相続されるから大変です。

遺産相続というと法定相続人に現金や資産価値のある者が相続されるのが一般的ですから、受け取るほうは喜んで受け取ります。

しかし遺産相続はプラスの遺産も相続をしますが、受け取りたくはないマイナスの遺産も相続の対象です。

故人の預貯金や不動産などの遺産をもらえるのは誰もが喜びますが、借金を返済する義務となる債権があったら、それも相続することになります。

夫婦で旦那さんが亡くなった場合であれば、もし旦那さんに借金の残金があれば、自動的に借金返済義務の相続も、相続人の奥さんになるので厄介です。

未成年が相続権のある相続人に含まれる場合は、代理人や特別代理人の同意も必要であり、法律行為を未成年が独断で行うことはできません。

借金の相続は勘弁であれば財産放棄の手段も

0-21

消費者金融からの借入を残したままもしも死んだら、その返済は残された家族など財産を相続する人が引き受けることになります。

しかし遺産相続といっても、お金や土地などをもらえればうれしい人はいても、多額の借金を喜んで受け取る人などはいません。

借金を相続したくないと自己視聴ができる人であれば、相続放棄をするという手段もあります。誰かが亡くなりその後その人の持っていた遺産は、相続人に遺産という形で移りますが、絶対に遺産は相続をしなければならないものではありません。

返済できないような借金が発覚した場合、それを逃れる方法は遺産破棄です。手続きが必要であり、相続放棄申請書を家庭裁判所に提出をしなければなりません。

借金の返済からはま逃れることはできますが、覚えておくべきなのは借金から逃げることはできるものの、預貯金や不動産の相続もできなくなります。

タイムリミットがある方法であり、この対処方法は早い段階で手を打たなければならないのは、必要書類を被相続人が亡くなってから、3ヵ月以内には提出をしないといけないためです。

預貯金や不動産があることは魅力ですが、それ以上に残された借金の金額が大きかったら、元も子もなくなります。

すでにリミットの3ヵ月以上の時間が経過をしていた場合、それ以上の時間が経過してから借金が発覚をしたら借金をするときには、とにかく金が必要で借りる手続きをしますが、まさか自分が亡くなるとは考えないものです。

しかし人生には何が起こるかわかりませんから、出来るだけ早く返済をして、家族には迷惑をかけないことまで考えなくてはなりません。

一部だけを引き継ぐという方法も

0-56

消費者金融からの返済がまだ途中なのに、自分が死んだら借金の返済は残された家族など、遺産相続人に引き継がれることになります。

しかし自分たちの生活だけでも大変な現代人の暮らしの中で、亡くなった人の借金返済までできるような、余裕のある一般家庭はほとんどありません。

頼りになるのは法律であり、相続の仕方についても専門家に相談をすることです。相続の限定承認というのも一つの方法であり、被相続人の残したプラスとマイナスの遺産を、本当にすべて受け継ぐのが単純承認ですが、限定承認はすべてではありません。

限定承認の制度の場合はそのまま受け継がず、一部だけを受け継ぎます。もしも限定承認の制度を利用することができれば、債務の返済を預貯金や不動産など、プラスの遺産の範囲内で行うことが可能です。

この場合には相続権利を持つすべての人からの同意を受けなければならないので、一人単独での決断はできません。

また納税義務として、みなし譲渡所得税の発生も可能性としてはありますが、全ての遺産放棄をすることはなくなります。

故人の遺した借金など支払いは嫌だと言って安易に遺産放棄ができないのは、故人所有の持ち家であった場合、自分たちの住まいまで失うこともあるためであり、生活に支障が出る可能性もゼロではありません。

住いは無くなっても借金を支払いたくないならば、全ての遺産を放棄することもできますが、相続財産で借金を返済するという方法もあります。

いずれにしても借金を残したままでこの世を去った日には、残された人に迷惑がかかるばかりです。

お葬式を出して見送ってくれる遺族を、別の意味で悲しませないためにも、借金は生前に返し終わること、無駄に借金はしないことは大切です。